シンデレラガールズ6thである。
デレ6thに参加した同僚の皆様、お疲れ様でございました。
今回決して安くない年会費をとるだけあるアソビストア先行が火を噴き、幸いにして両日ともの現地参加と相成ったので、ライブの興奮冷めやらぬ中ではあるが、忘れぬうちに思ったことや単純に何があったのかをいつもの通り雑に記していきたい。
例によってネタバレの類には一切の配慮を行っていないので注意されたし。
5thライブが全国ツアーであり、2週おきほどで長期間行われたものだったため、幾分久しぶりに感じられるナンバリングライブ。
間にしんげき2期やシーズンズが挟まり、その間にもデレステのユニット曲もソロの二曲目も順調(?)に増えていったので、未歌唱の楽曲が潤沢に過ぎるほどあり、長らく歌われていないがそろそろもう一度聴きたい曲なども目白押しの現状。
たった都合四日間のライブでこれらの楽曲をどう捌いていくのか、メンバーからセットリストをああでもないこうでもないと想像する楽しみは、正しくライブの醍醐味の一つではあるが、今回のコンセプトはメリーゴーラウンドの名が示すとおりに「遊園地」であるという。
で、あるならば、こちらもジェットコースターに身を任せるが如く、ただただ流れに翻弄されるを楽しむのが粋というものではなかろうか?
と、いうわけでセットリストどころか、なんなら誰が出演するのかも曖昧なまま現地に向かった。
これはどの曲が来ようと対応できる程度には聴いてきたし、誰が来ようと楽しむという矜持の顕れというもので、断じて忙しかったのでそこまで考えるのが億劫だったとかそういうのではない。ない。
会場に入ってまず驚いたのがセットの豪華さであり、完全にもう……何コレ?
しかし見た目がすごいだけでなく、変形合体機能があって腰を抜かすことをこの時の僕は知る由もなかったのだ、
呼べど呼べど終わらない協賛企業の多さにそりゃあこんな遊園地も建つわけですねとなる。
と、いうわけで曲ごとに感想を書いていこうかと思っていたのだが、一日目は多幸感のまま眠りについてしまったので正直思い出しながら一曲一曲を振り返るのは正直しんどい。
特に印象に残った大人数で歌われた数曲のものに抑え、あとは覚えている限りでキャストごとの感想を雑に述べていきたいと思う。
・Starry-Go-Round
なにに驚いたかって、この曲が始まったときにステージの両端が分離して動き出し、馬車と化したことに驚いた。
アリーナに降りる際になんか足元にレールがあるなァと思っていて、まあそこで気づけという話なのだが「そこ取れんの……?」と呟いてしまった。
デレステのイベントで聴いた際にはあまりピンときていなかったのだが、実際「回る回るメリーゴーランド」という歌詞とともに、光の海の中をアイドルを大勢乗せた絢爛豪華なトロッコが目の前を通過していく光景に、陳腐な表現だが心を奪われてしまった。
現在「からくりサーカス」が絶賛アニメ放映中の藤田和日郎先生の描いた読み切りに、重病に冒された少女が、命尽きるまえに昔絵本で読んだメリーゴーランドを一目見るために病院を抜け出すというまあいわゆるノッキンオンヘブンズドア的な短編があり、ネタバレすると最終的にその少女の「メリーゴーランドを見る」という夢は叶うのだが、その際に少女がメリーゴーランドの放つ光を瞳に映しながら最高の笑顔を見せるシーンがあり、もしか僕が可憐な少女だったらばそのような表情になっていたのだと思うのだが、現実って厳しいな。
・Wonder goes on!!
たとえ神も仏もいなかったとしても、アスタリスクwithなつななは居る。
バックステージからアスタリスクが、メインステージからなつななが歌いながら歩み寄ってゆき、センターステージで合流するという実に美しい構成だったのだが、その際になつなながハグをしていたりみくりーなが手を繋いだりしており、実に”良さ”があった。
アニメシンデレラガールズ後期OPアニメは、シンデレラプロジェクトの面々がユニットごとに手を繋ぎながら走っていく映像が流れるのだが、アスタリスクの二人だけは手を繋がずに走っている。僕はこれを見て「おいわかるかシャバ僧ども、”これ”が”アスタリスク”だ。”二人三脚じゃ出せない速度”だ」と悦に入っていたのだが、いますぐタイムマシンに乗り込み旋風剛拳でなぎ倒しにいきたい。
アスタリスクが手を繋いだとして、なんらその光が損なわれることはない。
手を繋がないアスタリスクも良い。だが手を繋ぐアスタリスクもまた良いのだ。
・Tulip
全員でメインステージから始まり、各々の速度でセンタ―ステージへ悠然と歩を進めていく5人の無敵感がすごかった。デルザー軍団かLiPPSかといった実力者感。
Mでも幕張のムーンナイトのせいにしてでこんな感じの画を見た気がする(追記・DRAMATIC NONFICTIONでしたね)ので、ミリオンでも4 Luxuryあたりでやってほしいですね。
一日目の炎陣がバックステージで歌い終え、はー最高だな……と思った直後にTulipのイントロが流れてメインステージへ振り向く間のこの気持ちをなんと文字に起こしたらいいだろう。
もうなんだかんだ無限に書いてしまう気がするので、そろそろキャストごとの雑感に移りたいと思う。順番はライブ公式サイトの各日出演者一覧順。敬称は略することを予めご了承いただきたい。ギアをあげていくぞ!
・大橋彩香
アブソリュートナインの前奏の音が一瞬途切れるタイミングでニュージェネの姿が見えた時の会場が息を呑む感じに鳥肌が立ったが、もしかしたら会場の気温が低かったせいもあるかもしれない、GOINの「同じ夢奏でよう」はもう卯月の声でないとちょっと落ち着かないみたいなところある。
フレ猫への雑対応が非常によかった。
・福原綾香
まさかの薄紅参加、薄紅自体は5thツアー中に幾度となく見たので今回はこんちきちんでいいんじゃないんですか!?と思ったけれど、これによって新鮮みが生まれて飽きなく聴けた。
・原紗友里
2日目頭のステップでいい感じにテンションが上がった。未央はトップバッターが似合いますね。あと今回の髪型すき。
・相原ことみ
歌がうますぎる……。キャラの性格と裏腹に非常に落ち着く声質。普段はハスキーボイスなのに高音がぶれなくておかしくなっちゃうよ。
・飯田友子
スタイルよ…………。こんな衣装許されていいの??って思いながら見てました。
大勢でワチャワチャしてるシーンでも注目してみてると一挙手一投足がイケメンで抜かりない、すごい。
・桜咲千依
繰り出すネコパンチには「可愛くなくちゃ許せないんだもん」と嘯く前川さんもニッコリだし、僕らも思わずニッコリ。
それでいてUDRやBFでは痺れる格好の良さ。静と動が同居する。可愛いままでカッコよさも出せてしまう二面性が小梅さんなんだよな。二面が同時に見えてる場合も二面性って言うの?
・金子真由美
2日ともVirgin Loveの際に馬車で回ってくるサイドにいてマジマジ見れた。
ラストで指差しあうのくぅ~!ってなりますね。
・高野麻美
ただ事でない可愛さだった。えっウソ?マジで?前川さん許していいんすか?あいつ多分猫やめないっすよ。
クレイジークレイジーも、相原さんに比べると若干苦し気に歌っていたのだが、それが逆に情感のこもり具合に繋がっていたように思う。好感度の上がり幅で言えば今回のキャスト中最大です。
・立花理香
MCがないと全く様子のおかしくない美人なんだ……。
美に入り彩を穿つの完成度もSS3Aより上がっていて最高だったな……って思いながら終演後にツイッター見に行ったら平常運転だった。
しゅがみんは進み続ける。一日目二日目ともに凸凹スピードスターでトラブルらしきシーンがあったが、いずれも気合でどうにかしてたのが印象的だった。
・原優子
サ…”サバイ”よ!”拓海”サンの炎の華!
”シーディー”聴いた時点でぜってェ!って思ってたんだけど実際のとこかなり”上等”でした。
何言ってるのかわからねーと思うが僕もよくわからんくなってきたし、たぶんぜってェの使い方も間違ってる。
要はすごくよかったということです。コールが低音で違和感ない曲は迷いなく乗っかりやすくて勢いがつく。
メルヘンデビューのイントロが聞こえた瞬間に心に火が灯るのを確かに感じた。
凸凹スピードスターも全力だったんだけど、やっぱり原点に立ち戻るのも大切ですね。
「1!」躓きからの「2!」クラウチングスタートからの「ななー!」全力疾走のやつ誰が考えたの……飯奢らせて……なんでおれじゃないの……
言いたいことは山ほどあるのだけど、今年の目標は「空気を読む」なんでやめます。達成できてないんで多分来年もです。
2日目最終ブロックはオレンジのやつ折っても折っても足りないみたいな宣言があったのに、その時点でもう2本しか残ってなかったんで大切にいこうと思ってたけどまあロキエモで全部使っちゃったよね。
・ルゥ・ティン
絶対おれに投げキッスした。(狂人の目)
手足がびっくりするほど長いので場に置いとくだけで存在感がすごい。4th時にはなかった王冠が頭にちょん乗っかっててぱーちーろっくあんせむじゃんってなった。
・大坪由佳
いや、確かにHARURUNRUNにも出てたし桜の風にもいたんだけども、さて大坪社長のことを思い出そうと思うと……なんか芋のおかしですね。
案の定次の日売り切れたそうです。
・木村珠莉
オゥブルゥミンスタァの歌い方が好きすぎる。髪もまっ金に染めての参加に気合のほどが伺えるし、その気合に見合うだけのパフォーマンスだった。
個人的には一日目で一番キャストとキャラの距離が近かったと思う。
いつも最高。
にゃんスぺの感想聞きたかった……後日冷静になってからじゃなくて、現場のテンションで言わなくていいことまで言っちゃいそうな当日に聞きたかった……ただこれに関しては正直にゃんスぺに限った話でなく全員全曲に対して思っている。
・伊達朱里沙
DOKIDOKIの時にでかいハリセン持ってた……くらいの印象しかなかったのが申し訳ないところ。
しかし僕ははおでこが出ている女性が比較的好みだ。(いらない情報)
・千菅春香
歌がうますぎる・・・・・・。力と技のダブルタイフーンなんだよな・・・・・・。
ONE LIFEは、僕の見ていた位置からだとセンターステージに来た際に激しめの逆光の中で歌う格好になり、ロックがまだ死んではいないということを確信できた。
・東山奈央
Dreaming of you……。凄良…………。
・藤本彩花
全体曲で動きが大きくて目立っていたように思う。
声もよく通るので存在感あった。
・村中知
おそらく秋の日であろうナゴド一日目にいないのが辛くて仕方ない。
・杜野まこ
一日目のヒーロー。始球式で大暴投して全く意に介さず開始を宣言
最初に一等賞がきたのでぐああ二曲目聴きたかったなー!っておもってたら
Dreaming of youの余韻ではぁ~!ってなってるところにあの短いイントロが挟まれてよく声が出たと自分をほめてやりたいです。でもみんな声出てた。さすがだ。
・山下七海
Starry-Go-Roundに度肝を抜かれたあとのカチピュイで瞬間、会場が爆発したかのような衝撃がすごかった。
相変わらず最の高に楽しかったんだけれど、れでぃおはっぴーのダンスはあれな!ちょっと角度限定みたいなとこあるな!(開幕のロールダンスを横から見ながら)
・青木志貴
サビの時のふにゃふにゃしながら拳を突き上げるフリ(言い方)すき。
・朝井彩加
おへそが出ていらっしゃった…………。
最初の「今日は働きまーす!」は、からの~?みたいな心持ちでいたけど、マジで働きまくっていたので特にオチはなく本当に働く気だったらしい。
・今井麻夏
相変わらずダンスがキレキレ。
ドレミファクトリーが早すぎる!と思ったけど、ライブの進行で朝昼夕夜とブロックを分けていたので、U149のメンバーは早いうちに出番が来て、夕以降のブロックには登場しないのだという話を聞いてなるほどなー!ってなった。
もうさんざっぱら言われているのだけど、ゆーあーすたーしゃいのみーの星座が浮かび上がるのが、だいぶ暗く肌寒くなってきた会場と相まって、雰囲気が出た。ここだけ冬だった。
こっからはジェットコースターだぜ!と言われた直後のこれだったのでウソじゃん!って思ったけど、よく考えてみたらジェットコースターは最初ゆっくり上るんだよな。
天才なんですよ。(口癖のように言う)
わたぐもの「それでもいいと思うの」の時のちょっと駆け出す仕草とか、言わずもがな最後のひとことに込められた情感よ。
本来歌中にないセリフがライブで追加されて、直後あんなに静まり返ることある!?
本当に良かった。
・小市真琴
なーーーつーーーだーーーー!!!
めっちゃこ元気でした。100年ぶりくらいにカズダンスを見て感動した。
もうあっちゃこっちゃで語られているのだけど、in factの照明の妙と会場の広さが視覚的にも音の反響的にも逆に孤独を引き立てる演出と、回を増すごとに上がるばかりの表現力が融合して、ライブ後のツイッタートレンド1位もむべなるかなという完成度……。ついさっきまでフレ猫に魅了されていたのと同じ会場なのか……?
・洲崎綾
からのVoyage。聞かせる曲調ではあるのだけど、こちらは希望にベクトルが向いているので聴後感(って言葉あるのか?)が実にさわやか。
・新田ひより
衣装がものすご可愛かった。
どうしてこんなにかわいいのかよ……。
回を経るごとに幼くなってきているような気すらする。
以上36名?
毎回書き始めてからどうして書き始めてしまったんだろうみたいな気持ちになる。
まあ長々と書いたわりに結論らしい結論もないけれど、結局ひとことでいうなら超たのしかったということです。
おわり。